秋山精鋼のオリジナル鋼種をご紹介いたします。

ASK-8000は材料の段階で高い強度を有し、高耐食性も併せ持ったステンレス鋼です。
切削加工後の様々な表面処理（焼入れ・メッキ等）を省略でき、リードタイム短縮を含めたトータルコスト低減に寄与します。

ASK-3900はSUS440Cに匹敵する硬度とSUS630並の耐食性を併せ持ったステンレス鋼です。
高硬度と耐食性が要求される精密機械部品や医療機器分野等の細径ニーズにも対応し、良好な被削性と部品性能向上でコスト削減に貢献します。

ASK-3500RはBi添加により、ASK-3500Aと同等の被削性・耐食性を有したPbフリーマルテンサイト系快削ステンレス鋼です。
RoHS指令等のPb規制に完全対応します。

ASK-3200RはBi添加により、ASK-3200と同等の被削性・耐食性・磁気特性を有したPbフリーフェライト系超快削ステンレス鋼です。
RoHS指令等のPb規制に完全対応します。

ASK-1100BはBi添加により、ASK-500F及びSK95(Pb)と同等の被削性を有したPbフリー工具鋼です。
高い被削性をPbフリーで実現、環境対応に寄与致します。

ASK-3000TはSUS304をベースにS量を高め、Te添加することにより、被削性をSUS303以上に向上させた快削ステンレス鋼です。
又、Ni増量、Mo添加により、SUS304とほぼ同等の耐食性を有しています。

ASK-3000SはSUS303をベースにSを増量添加することにより、SUS303よりも被削性を向上させた鋼種です。
また、S増量に伴う耐食性の劣化をＮiの増量とMoの添加により補い、SUS303と同等以上の耐食性を兼ね備えています。

ASK-3000FLはSUS303をベースにPbを添加したS-Pb系複合快削ステンレス鋼です。
オーステナイト系快削ステンレス鋼の中でも最高の被削性を有しています。

ASK-3200は組成を20Cr-2Moとし、快削成分としてS・Pb・Teを添加し、優れた被削性を有したフェライト系ステンレス鋼です。
耐食性、磁気特性にも優れ、水回りの電磁部品等にも使用されています。

ASK-3300TはSUS430をベースにS・Pb・Teを添加し、優れた被削性を有したフェライト系ステンレス鋼です。
快削ステンレス鋼の中でも被削性が最も優れた鋼種になります。

ASK-3500AはSUS410をベースに快削成分としてS・Pb・Teを添加した3元系複合快削ステンレス鋼で被削性を格段に向上させた鋼種になります。

ASK-3400TはSUS420J2をベースにS・Pb・Teを添加した3元複合快削ステンレス鋼です。
焼入れ性能は損なわず、被削性を格段に向上させた鋼種になります。

ASK-2600はSUM24Lをベースに、快削成分であるSとPbを高めに管理した超快削鋼です。
通常では加工困難な重切削等に対応致します。

ASK-2600SはSUM24Lをベースに、快削成分としてＴeを添加した超々快削鋼です。
ASK-2600よりも更に被削性を向上させております。